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| 定価3,150円(本体¥3,000+税)送料共 |
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| オイル・リポートインタビュー
登場する人物:富田和雄・武内一郎・忍足文雄・中村勝一・富山信幸・岩崎隆也・松本治男・武藤嘉孝・伊藤雅夫・本田哲男・矢部猛・逸見武志・虎頭寛・金澤治男・長島一成・能登勇・田中一正・馬場惟輔・田中寛・三ツ本和彦・高橋清・三浦皓功・志村茂史・野見山昭彦・荻野慶次・西井正臣・泉谷良彦・井口潤・岡部進・峯島武夫・豊島格・荻野孝徳・山根久男・富山英明・笠原幸雄 初版1992年11月10日 |
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| はじめに この一年は湾岸戦争の戦後処理や世界的な景気後退、ソ連の崩壊というドラマティックな時代展開を背景に国際石油情勢が激動した。OPECを舞台に新秩序への摸索が始まり、国内ではバブルが崩壊して一つの時代が終わった。石油政策面では5カ年間にわたって段階的に実施されてきた規制緩和アクション・プログラム最後の原油処理規制が廃止され、本格自由化へ一歩を踏み出した時期である。本書は湾岸危機勃発一周年目に当たる昨年八月からほぼ一年間、この大きな節目に石油業界の要職にあって激しい流れを身をもって体験されたキーパーソンにインタビューしてまとめた。弊社が毎週発行している「オイル・リポート」の一九九一年八月五日号から一九九二年六月一五日号にご登場願った三八名の石油企業幹部の方々のさまざまな視点と論点、主張や情勢分析を収録したものだが、内外の石油・エネルギー事情の変化を肌身をもって味わい、新しい時代の舵をとっていかなければならないリーダー連の生身の声を反映して、内容の多彩な示唆に富むインタビュー集が出来上がった。 その時々の出来事やトピックを盛沢山に取上げたので、対象はかなり幅が広い。原油処理規制撤廃以後の本格自由化・国際化時代へ臨む姿勢、消費地精製方式や石油法制のあり方、日サ・プロジェクトや海外立地製油所の行方、OPEC動静の変化などについての意見もあれば、原油と製品の需給や価格動向をどう評価するのか、重・軽質原油の価格差や二次設備への投資をどのように判断し、石油製品供給のベスト.、、、ックスをどう進めていけばいいのかといった議論もある。自主改定に移った月決め制のあり方、安すぎる中間留分の適正価格形成や製品価格体系の見直し論、あるいはC重油をめぐるト。ビックも多かった。とくに市況にかかわる営業面の経営姿勢については、日本石油、出光興産、共同石油、コスモ石油、三菱石油、昭和シェル石油、エッソ石油、モービル石油、ゼネラル石油、キグナス石油、九州石油の各元売、それに三井石油のキーパーソンにご登場願った。昨年四月にSS建設規制が撤廃され、SSの新増設動向や市況の先行きに不安が抱かれていたからである。健全な市況を目指す意識が極めて強いことは共通しているが、SSの大型化、二四時間営業、セルフ化、多角化へのスタンス、あるいは月決め仕切改定や不当廉売、差別対価への姿勢など、個々の対応は元売によってニュアンスに微妙な差があり、いろいろと異なる見解を開陳して頂いた。各元売の営業面を指揮するキーパーソンの視点や論点の差は、当然のことながら今後の販売展開にも影響するだろう。共同石油が昨年=一月に発売したMTBE入り新ハイオクをめぐる各元売の反応もさまざまであった。石油開発面では、サハリンやベトナムなど巨大な資源開発案件が動き出した時期である。こうした将来の潜在性を秘めた巨大な海外資源開発プロジェクトに積極的に取組んでおられる石油資源開発一昭和シェル石油、三菱石油やタイの天然ガス開発を軌道に乗せた三井石油開発など開発企業のキーパーソンたちの視点と論点も聞いた。環境問題への対応、自動車燃料の将来像や石油企業の新規事業展開など、これからの避けて通れない課題については石油連盟、日本石油精製、東燃の幹部の方々に最新の事情を伺い、今年一二月からスタートする合併会社「日鉱共石」の会長に就任する日本鉱業会長には新会社のビジョンを語って頂いた。来年から始まる新道路整備五カ年計画や環境問題に絡んで、またまた石油課税増徴の動きが表面化し始めている。石油課税論争は今後の大きな争点となるだろうが、石油諸説の矛盾と問題点は多くのキーパーソンの主張と指摘から明らかである。石油産業のキーパーソンが本書の中で開陳する論点や主張はほとんどが今後へ直接つながるテーマであり、これからの新しい石油産業の構築に示唆するところは多い。今回のインタビュー集は、湾岸危機という試練を経て、自由化.国際化という未知の時代に向かう潮流の中で、石油産業を率いるキーパーソンがなにを考4え、どういう方向を目指しているのかを聞いたものである。インタビューの性格上、同じテーマであっても、時と状況の経過に従い、見方や受止め方に変化が生じるのは当然であり、そうした時の流れを背景に時代を見据える石油産業当事者のいわば流動的な視点と論点が織込まれているのも、本書の特徴といえよう。石油産業を支えるキーパーソンが激しい時代変化の中で刻々と語る新石油論であり、生きた石油産業の同時史と考えて、ご活用頂ければ幸いである。 1992年10月Mオイル・リポート社一石油産業のキーパーソン.インタビューは新しい事態に石油産業がどう対応していくのか捉えていくため、今後とも継続いたします。本書に続く第二弾、第三弾を刊行する計画ですので、ご期待下さい) |
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